「THE祝言〜中村記念公園〜」の歴史は、明治43年に遡ります。
加藤清正没後300年を記念して県が建築、
同年に皇太子(後の大正天皇)が中村公園に立ち寄った際に迎賓館として使用されました。
昭和29年から昭和42年までは結婚式場としても愛されましたが、
その後は、建築物保存の意味もあり、門を開くことはなかったのです。
格式ある書院造の建物で唐破風の玄関に特徴があり、
明治期の木造建築物として希少性も高く、
そして何より市民からの復活を希望され、
名古屋市は耐震工事を起こった上で、再び門を開けました。
そして平成29年6月28日、国の有形文化財として登録されたのです。
園内には、ひょうたん池・太閤池・関白池・ハス池といった
和風庭園風に整備された池や流れがあります。
一番大きなひょうたん池には、
小さな中之島があります。
平成元年に建築された八畳の広間と
同じ八畳の土間が接続した茶席です。
「桐」は豊臣家の紋章を、
「蔭」は秀吉をしのぶ気持ちが込められています。
挙式や披露宴の舞台となる美しい建物。
加藤清正没後300年を記念して
明治43年に建築され、
同年に皇太子(後の大正天皇)が
迎賓館として使用されました。
明治43年11月18日、
当時皇太子だった大正天皇が愛知県下を行啓され、
中村公園内を散策された際に御手植えされた松です。
その松は壮麗な常磐樹に成長しています。
豊国神社の東側に立つ石碑。
この場所は、秀吉の生まれた地と言われており、
現在の碑は明治44年(1911年)に
当時の知事の直筆を元にして建てられたものです。
銅像は彫刻家の津野充聡氏の作。
初代勘三郎は、浮世絵が隆盛する以前の人物で、
肖像画等がないため、十八代目の姿や演技などを参考に
イメージされたそうです。